BLのあれこれ・投稿やお知らせ

Prev  «  [ 2017/09 ]   1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  » Next
プロフィール

つきだとも

Author:つきだとも
BL書いています。
苦手な方はご遠慮願います。。。
twitter : 月田朋@tskdtm

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ

twitterでショートストーリーつくってみた04

いそいそとブログに格納しておきます。
ことの発端は、Twitterにて
「あぶねえところだったぜ、
図書館の夜間返却ボックスに財布や携帯いれちまうとこだったぜ」
とついーとしたことだった。
やべえぜあぶなかったぜなやりとりの中で、お友だちが「夜間図書館司書」という
なんとも妄想を刺激する言葉をポロリしたので、ついついついのべ~♪

非BL。非BLとかびっくり!!


月田朋‏ @tskdtm 6月17日

【SSS/非BL】私は図書館の返却ボックスに本とともにうっかり携帯をいれてしまった。最悪だ。ぼんやりしているにもほどがある。舌打ちして中をのぞきこむと、想像以上に大きな暗闇が広がっていた。目を凝らすと山積みの本のてっぺんに書き物机があり、1人の男が何か作業をしている。→

男は私に気づき、眩しそうな目でこちらを見上げる。ボックスの挿入口からさしこむわずかな光で男の目がダークブルーであることがわかる。そして私は本日二度目となる失態を犯した。思わず男に話しかけてしまったのだ。「あなたはだあれ」男は腕カバーをつけた腕を私にさしのべながら言った。→

「夜の重さと本の重さ、お前はどちらを選ぶ」
ああ、なんということでしょう。私は本の重さの方を選ぶ、とちらりと考えてしまった。ばかな私は今では夜間図書館司書の下であくせく働いている。彼の横に机を並べ、永遠に返却されることのない本の目録カードを必死に作り続けている。

行方しれずになった本たちの重みに、おしつぶされそうになりながら。end
----------------------------------------------------------
で、いったん終えたのですが、
なんか足りないと思ってしまい。


----------------------------------------------------------
月田朋‏ @tskdtm 6月18日

【SSS/非BL】夜間図書館司書はとても厳しく、私はずっと緊張している。目録カードは正確さが問われるのに、先ほどから書き損じてばかり。手書きになれない指が痛くて、私はとうとう泣きだしてしまった。仕事中に泣くなんてと思うとよけいに涙はとまらない。→

夜間図書館司書は何も言わず、目録カードを専用チェストにしまう作業をしている。さめざめと泣き続ける私を時々あきれたような顔で見る。さぞ軽蔑しているに違いない。私を招きいれたことを後悔しているだろう。しかし私は悲しくてたまらない。なぜなら返却されることのない本が無限にあるからだ。→

ベッドと壁の隙間に挟まり、誰かの部屋に置き去りにされ、バスの後部座席で忘れられ、うち捨てられ戻ることなき本たち。「君は本の重みにがそれほどに苦痛か」ドスンと膝の上にとても重いものが乗る。「忘れ去られること、それが彼らの役目なのだ」血流が止まりそうなほどの加重がかかる。→

今もこうして誰かが借りたきりで、行方知らずになってしまった本が私の膝の上に積み重なってゆく。「さあ、手を休めるな」私は泣きながら無限に思われる作業を続けた。カードに書いた文字が涙でにじむがそんなことかまっていられない。私が懸命に書いた目録を夜間図書館司書はどんどん分類してゆく。→

どれくらい作業をしただろうか。時間の感覚はとうにない。夜間図書館はとても暗いのに作業には支障がない。むしろ闇の方がはかどる。おそらく私の瞳も今や夜間図書館司書と同じダークブルーで、光を必要としていない。膝にかかっている重みにも慣れ、カード作りに一定のリズムが生まれつつある。→

専用チェストがいっぱいになると、夜間図書館司書は何の前触れもなくそれに火をつけた。私はあっと小さく叫び、呆然とそれを眺めた。「唾棄すべきは憐憫だ」ダークブルーの瞳が私に語りかける。チェストはぱちぱちと音を立て燃え上がる。「返らない本も一度も貸し出されたことのない本も」→

「『在る』ということにおいて役割を果たしている」煙が目にしみて私はまた涙を流す。「すべての夜間図書館はそれらを包括的に所蔵するのだ」つまり夜を。
我々はそのしもべとなるのだ。

----------------------------------------------------------

ということです。
私には周期的にうなされる存在になっている本があって、そのことを考えながら書きました。
あの本、まじどうしようと思いながら人生をおくっている……


にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説家志望へ
にほんブログ村


スポンサーサイト

C

omment


検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR