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つきだとも

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twitterでショートストーリーつくってみた05

はい。

ええと

アルパカ!!

なぜアルパカかというと、えっぬえいっちけぇいのドキュメンタリで
困難な通学路を通う世界の子ども、みたいなことをやっていて。

わたし、苦学に鬼弱いんです。
自分がのんべんだらりとした甘ったれであるせいか、泣きます。秒で!

そう、少年が山から下りるの。アルパカの毛をかついで……売るんだ。父さんと……。
山から何時間もかけておりて学校に行くんだ……。
弟妹たちの世話をしながら。

だから、アルパカ。

……

野アルパカ!





アルパカの毛はいいお金になるそうです。



即興なので文言かぶりご容赦くだされー(ブラックブルームブレスを吐きながら)
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<その1>

たまたま近くを通りかかった野アルパカを捕獲して、三分の二くらい毛を刈ったところ、物陰でそれを見ていた托鉢中の町会長が「お前はお前のなすべきことをなせ」と言ったから。
9月2日はアルパカ記念日。
20:50 - 2017年9月1日

月田朋‏ @tskdtm 9月2日
反省したはいいが、刈った毛には黄金並の価値がある。風呂敷に包んで山をおり、街で売ることにした。コカの葉をはみながら道行く人々を眺めていると少年の顔をした神が輿に乗ってやってきた。空に梵字をしたためる。

油断した。こんなところで神にでくわすとは。私は世界に3人いるというブラックブルームブレスを有する者。息を止め身体を縮めて子ネズミほどの大きさになると、アルパカの毛の中にまぎれこんだ。神の梵字が私の背中を焼く前に。

神はそんなわたしを見逃すわけはなかった。ぶわりと文字の形にアルパカの毛がもえて、私は風呂敷からまろびだす。ブラックブルームブレスを少年神にむかって怨嗟とともにふきつける。少年神はくるりと宙を舞い、そのまま去った。私は小さな身体のまま側溝にそって逃げた。

「おまえ」私はつまみあげられた。逆さにされて振り回される。もがき元の大きさにもどる。そんな私に「忘れ物だ」と女はアルパカの毛をなげる。「見てたよ。なかなかの使い手だ。私に雇われてみないかい?悪い話じゃないよ」わたしは否と首をふるが、女は強い力でわたしの首をつかむ。

私はたちまちネズミのような大きさにされた。女は私を風呂敷の中にほうりこむ。やがて馬にのったようで、わたしはあきらめ、女の手からクコノミをうけとる。逃げないから元に戻せといっても耳をかさない。
それがわたしとあんたのはじまりだ。今さら忘れたとは言わせないよ。

アルパカの毛は黄金並の価値がある。あのとき船を出せたのも私のおかげ。さあ、目を覚ませ。目を開けろ、わたしは痩せた胸に頬を寄せ耳をすますのだった。

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<その2>

野アルパカを許可なく捕獲して毛刈りするのは違法だ。しかし市民のモラルが崩壊した昨今では、誰かにデタラメに刈られまだらになった可哀想な野アルパカをよくみかける。
それをみるたびに私は憂鬱な気分になる。なんの罪もない野アルパカにひどい仕打ちをするなんて、ひどい世の中になったものだ
20:34 - 2017年9月6日

その日私は、バス停で被害にあった野ベイビーアルパカをみた。体中、ふかふかの毛の間に幾筋も道のような模様がつけられている。同情して眺めていると、野ベイビーアルパカはつぶらな瞳でわたしを振り返った。そして今なぜか同じバスに乗っている。
一番前の座席に具合よくおさまり、こちらをみる

たまらずわたしは見知らぬバス停で途中下車をした。夜を走るバス。煌々としたまばゆい光の窓に四角く区切られた野ベイビーアルパカの無垢な耳。取り残されたのは私なのかきみなのか。バスを完全に見送ってしまうとわたしはとぼとぼと幹線道路の路肩を歩き始める。

そこまで話して、水を飲んだ。目の前にいる男は短躯で年老いていて疲れきっていて醜かった。しかしその目は、あの夜の野ベイビーアルパカのように静かだった。
「それから?」
男は黙ってしまった私を促す。
「退屈じゃありませんか」
私が言うと、男は黙って首をふった。
「続けて」

「わかりました刑事さん」
私はまた語り始めた。すべてがあの夜の野ベイビーアルパカに帰結するということを、この男なら理解できる気がした。
なぜ私があの日、あのような行動をとったのか。逮捕され裁判にかけられても黙秘し続けたのか
話せばとても長い。長い、長い話になる。

「アルパカを丸裸にしてしまうと、そこには我々が見たことのない奇妙な生き物が現れます」
刑事は表情を崩さない。
「一方で毛刈りをせずに放置すれば、アルパカは自らの毛の質量に、重さに苦しむことになる」
「……報われるべきです。彼らも我々も」
刑事はそれだけいうと祈るように手を組んだ

我々は慎重に心のアルパカの毛の中に手をさしこむ。冷え冷えとした指が天上のごとき柔らかさとあたたかさで、官能にふるえる。道をたどる。薄い皮膚の下の反芻と嚥下を感じる。あの子にさようならをいう。オワリ

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あかちゃんアルパカがバスの一番前の席にのってて、こっちをじっと見てたらどうしよう。
嫌かも。うーん、やっぱ嫌だな……。


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omment

バスに乗ってる
一番前の席に座ってる。
隣はアルパカの赤ちゃん…じゃなかった。

不思議な世界の元は、苦学の少年でしたか。

オーサカマウス URL | 2017/09/09 18:13 [ 編集 ]

Re: バスに乗ってる
ねずみさま

アルパカのあの瞳でじっと見つめられたらやっていない罪も認めてしまいそう……。
なんて思いつつも、ファンキーな画像も多いので、わたしはアルパカに夢をみすぎているのかもしれません。

ペルーの少年がアルパカの放牧を手伝ってから、山を下りて学校に行くんです。ろうそくの明かりで勉強するのです。
地球ドラマチックです。
http://www4.nhk.or.jp/dramatic/x/2017-08-26/31/14348/2340490/

つきだとも URL | 2017/09/10 23:47 [ 編集 ]


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